【最新版】令和7年度補正予算案で中小企業施策が大幅拡充!

【最新版】令和7年度補正予算案で中小企業施策が大幅拡充!成長投資・省力化・DX・事業承継まで徹底解説

日本の中小企業を取り巻く環境は、物価高、人手不足、米国関税の影響、さらには過去最高水準の最低賃金引き上げなど、大きな転換期にあります。
こうした課題に対応し、企業の「稼ぐ力」を強化するため、令和7年度補正予算案では大規模な中小企業支援策が盛り込まれました。

本記事では、その中身を分かりやすく解説し、自社が活用できるポイントをまとめます。


■ 1.中小企業成長加速化補助金が大幅拡充(3,400億円の内数)

売上高100億円を目指す“100億企業”の創出に向けて、成長志向の企業を後押しする補助金が拡充されます。

【ポイント】

  • 売上高100億円を目指す中小企業の大型設備投資を支援

  • 潜在的な成長余力を引き出すため「大胆な投資」を後押し

  • 資金調達が難しい中堅一歩手前の企業にとって大きなチャンス

中長期的な成長に向けた“勝負の投資”を検討している企業は必見の制度です。


■ 2.大規模成長投資支援(4,121億円:新規2,000億円含む)

中堅・中小・スタートアップ企業の省力化投資や賃上げに向けた設備投資を強力に支援する制度です。
新規公募として 2,000億円の基金 が確保され、そのうち 1,000億円は100億宣言企業向け に設定されています。

【対象投資】

  • 工場新設

  • 大規模な省力化設備導入

  • 労働生産性を抜本的に向上させる投資

【補助金額】

  • 補助上限額は最大 50億円

  • 投資下限は通常20億円、100億宣言企業は15億円から

【期待される効果】

  • 省力化による労働生産性の大幅向上

  • 事業規模拡大

  • 賃上げにつながる収益体質の強化

大規模な設備更新や工場建設を検討している企業には特に魅力的な補助金となっています。


■ 3.デジタル化・AI導入、生産性向上支援(3,400億円の内数)

“生産性革命”として位置付けられた複数の補助金が一体的に支援されます。

● デジタル化・AI導入補助金

  • ITツール導入で業務効率化

  • DX推進、サイバーセキュリティ対策

  • インボイス対応など費用負担の大きい分野を支援

● 小規模事業者持続化補助金

  • 販路開拓やEC強化などの取り組みを支援

  • 個店レベルの取り組みも手厚く補助

● 事業承継・M&A補助金

  • 設備投資やPMI支援まで対象

  • 後継者不足に悩む企業にとって強力な支援策

中小・小規模事業者が直面する課題に幅広く対応する、非常に使いやすいメニューです。


■ 4.革新的製品開発・新事業進出支援(既存基金:1,200億円規模)

  • 革新的製品・サービスの研究開発

  • 海外市場を含む新規市場への進出

  • 設備投資・販路開拓を一体的に支援

新規事業や海外展開を志向する企業に最適の制度です。

※ものづくり補助金の名称が変更になりそうです。


■ 5.省力化投資支援(既存基金:1,800億円規模)

人手不足時代に必須となる省力化投資を支援。

  • 従業員規模別に補助上限を見直し

  • 各業種のニーズに合わせ柔軟に対応

AI・ロボット導入などによる業務効率化を目指す企業にとって非常に使いやすい仕組みとなります。


■ 6.中小企業向けの総合的ソフト支援も充実

  • 物価高や米国関税の影響を受ける事業者へのハンズオン支援

  • 経営改善・財務支援・海外展開など総合的にサポート

ハード支援(設備投資)だけでなく、ソフト面の支援も拡充されている点が大きな特徴です。


■ まとめ:令和7年度補正予算は「成長のための投資」を強力に後押し

今回の補正予算案は、
“攻めの投資で成長し、賃上げにつながる企業を増やす” ことを目的としており、過去最大級の支援規模となっています。

  • 大型設備投資

  • 省力化・DX

  • 事業承継・M&A

  • 革新的製品開発

  • 新事業進出

  • 小規模事業者の販路開拓

中小企業の成長ステージに応じた幅広い制度が揃っています。

🔗 詳細は中小企業庁のサイトへ
中小企業対策関連予算

各種補助金の申請サポート

壱市コンサルティングでは、中小企業庁管轄の補助金の申請サポートを行っております。
各業界に精通した専門分野をもつ中小企業診断士が揃っており、2〜3名体制で責任をもって担当いたします。

2026年に公募が見込まれる補助金についても、引き続き各補助金ごとに先着5社様限定で申請サポートを承っております。
十分な準備期間を確保して申請に臨むことが望ましいですが、直前の1か月前から始められる方についても、面談のうえで対応してまいりました。

「補助金が活用できる事業内容かどうか」「どの申請枠で進めれば有利か」「採択のポイントは何か」などについては、初回無料相談を実施しています。
今後中小企業庁の補助金の申請をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

お問い合わせはこちら

山口 晋

山口 晋

山口晋(壱市コンサルティング)認定経営革新等支援機関ID:107613000510
経済産業大臣登録 中小企業診断士(登録番号420415)
長野県上田市出身 中小企業診断士チームである、壱市コンサルティングチームの代表 不動産業界にて約18年間に渡り、不動産売買仲介、ビル管理運営などの業務に従事し、経営コンサルタントとして独立開業。得意な業界は、IT業、不動産業、建設業、飲食業、サービス業全般。「中小企業診断士の認知度とブランド力向上のため、人生をかけています。」事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金など約100件以上採択、補助金採択総額は15億円。
壱市コンサル塾 中小企業診断士2次試験対策講座の講師 実務従事サービス 独立・副業支援 毎年、中小企業診断士試験合格者を連続輩出

関連記事

RELATED POST

PAGE TOP
MENU