【2025年版】新事業進出補助金の電子申請がスタート!申請方法やポイントを徹底解説

今回は、「【2025年版】新事業進出補助金の電子申請がスタート!申請方法やポイントを徹底解説」についてです。

【2025年版】新事業進出補助金の電子申請がスタート!申請方法やポイントを徹底解説

2025年6月17日より、中小企業新事業進出補助金の電子申請受付がついにスタートしました!本記事では、新事業進出補助金の概要から電子申請の流れ、必要書類、注意点、申請のコツまでを徹底的に解説します。

新事業進出補助金とは?

新事業進出補助金とは、中小企業が既存事業とは異なる新たな事業分野へ進出する際に活用できる国の補助金制度です。新製品や新サービスの開発、新たな市場への参入、高付加価値型ビジネスモデルの構築など、事業拡大や多角化を目指す企業を対象に支援します。

【主な対象事業の例】

  • ・新規飲食店の開業(例:高付加価値型バー開業)
  • ・製造業での新製品開発
  • ・ITサービスの新規立ち上げ
  • ・地域資源活用型事業への新規進出

2025年の大きな変更点:完全電子申請システム化

2025年の公募から、新事業進出補助金は完全電子申請システム方式となりました。申請は専用の「補助金電子申請システム」を利用して行います。

電子申請システム

事前準備:GビズIDプライムの取得が必須

電子申請を行うには、GビズIDプライムアカウントが必要です。既にアカウントを持っている方はそのまま利用可能ですが、未取得の方は事前に取得が必要です。

【ポイント】

  • ・GビズIDプライムは発行まで原則1週間程度
  • ・早めの取得を強く推奨
  • ・法人・個人事業主いずれも取得可能

GビズID公式サイト

電子申請の流れ

申請の主な流れは以下の通りです。

① ログイン・申請スタート

GビズIDプライムで電子申請システムへログインします。

② 申請方式の選択

・単独申請 または 連携体申請のどちらかを選択。

③ 事業計画情報の入力

ここが最も重要な部分です。以下の内容を細かく入力します。

  • ・自社の現状(既存事業の内容・売上・従業員数など)
  • ・新規事業の概要(事業名、ターゲット顧客、提供サービス内容)
  • ・新事業の市場性・高付加価値性
  • ・SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)
  • ・必要経費の内訳(建物、機械設備、広告宣伝費、人件費など)
  • ・収益計画・賃金計画(売上高、付加価値額、賃上げ目標)

④ 添付書類のアップロード

【代表的な添付書類】

  • ・事業計画書(WordまたはPDF)
  • ・既存事業の証明資料(商品パンフレット、実績表など)
  • ・新事業の市場データ・統計資料
  • ・高付加価値性・新市場性を示す資料
  • ・資金調達計画表

※ファイル形式はPDFやJPG、容量10MB以内

⑤ 最終確認・申請提出

入力内容と添付ファイルを確認し、申請ボタンをクリックすれば完了です。

申請後の流れ

・採択結果は電子申請システム内のマイページにて通知されます。

・採択後は交付申請、事業実施、実績報告、補助金請求と続きます。

電子申請での注意点まとめ

  • ・ブラウザはGoogle ChromeまたはMicrosoft Edge(最新版)を使用
  • ・20分以上操作しないと自動ログアウト
  • ・逐次一時保存機能を活用
  • ・添付ファイルは10MBまで
  • ・申請後の修正はできないため提出前に入念な確認を!

まとめ

2025年版 新事業進出補助金の電子申請は完全オンライン化され、事前準備がより重要になっています。特に事業計画書の完成度が採択のカギを握ります。ぜひ専門家のアドバイスを活用し、事前準備を万全にして臨みましょう!

 

そして、今回審査上で気になる点が公表されました。

審査時のAI(生成AI)活用に関する確認事項

新事業進出補助金の電子申請においては、審査の効率化と公平な評価を目的として、AI(生成AI含む)が審査補助業務に活用されます。

【分析目的】

応募いただいた申請内容や事業計画をもとに、事業区分の分類、申請内容の要約、チェックポイント抽出など、審査業務の効率化に活用されます。

【利用範囲】

AIによる分析結果は、あくまで審査の補助的な参考情報として使用され、最終的な審査判断は人間の審査員が行います。

【個人情報保護】

・お名前やご連絡先などの個人情報はAIには提供されません。

・AI分析結果は審査目的以外では使用されません。

・事業概要欄など任意入力欄に、不要な個人情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど)を入力しないよう十分留意してください。

・代表者氏名欄など、制度上必須とされる欄のみ必要な個人情報を入力してください。

上記内容をご確認いただき、了承のうえ申請をお願いいたします。

 

提出書類一覧(事業計画作成物まとめ)

新事業進出補助金の電子申請において作成・提出が必要となる事業計画関連書類は以下の通りです。

0. 事業計画テンプレート

・公式の事業計画テンプレートを活用して作成

・写真や図解等を適宜挿入してPDF化

・事業計画書(メインドキュメント)

1. 既存事業の内容(主な製品/サービスの内容)に関する書類

・PowerPoint横1枚で作成

・JPEG形式で提出

2. 既存事業の内容(市場(顧客層))に関する書類

・PowerPoint横1枚で作成

・JPEG形式で提出

3. 新事業進出指針への該当性(主な製品/サービスの内容)に関する書類

・PowerPoint横1枚で作成

・JPEG形式で提出

4. 新事業進出指針への該当性(市場(顧客層))に関する書類

・PowerPoint横1枚で作成

・JPEG形式で提出

5. 現状分析(SWOT分析において自社の強みとして記載したものを証明する書類)

・証明書類(特許証、商標登録証、掲載記事、契約書等)

・PDF形式(枚数想定無し)

6. 新規事業の新市場性 or 新規事業の高付加価値性に関する書類

・裏付けとなる客観的データ、統計情報、市場調査資料等

・PDF形式(枚数想定無し)

7. 新規事業の将来性に関する書類

・PowerPoint横1枚で作成

・JPEG形式で提出

8. 事業の実現可能性(事業実施体制の概要)に関する書類

・PowerPoint横1枚で作成

・JPEG形式で提出

 

特にPDFで添付となっている書類については枚数制限が無いので、ある程度多い方が審査上有利となる可能性を感じます。

中小企業新事業進出補助金の申請サポート

壱市コンサルティングでは、中小企業診断士のチームで中小企業新事業進出補助金の申請サポートを実施しております。
専門分野をもった中小企業診断士のメンバーが揃っており、各業界に適した人材が2~3名体制で責任をもって担当します。
今後公募が出てくるであろう、中小企業新事業進出補助金などの大型補助金の申請サポートについても引き続き、先着10社様限定で承っております。
本来十分な準備期間の中で申請まで進めらることが望ましいですが、直前1ヶ月前から始められる方も面談の上、お受けしてきております。
実際に補助金が活用できる事業の取り組みなのか、どの申請枠で進めれば有利なのか、採択されるポイントはどこなのかなど、初回は無料相談を実施しています。
今後中小企業新事業進出補助金の申請をご検討の方は、是非お問い合わせいただければと思います。

 

お問い合わせはこちら

山口 晋

山口 晋

山口晋(壱市コンサルティング)認定経営革新等支援機関ID:107613000510
経済産業大臣登録 中小企業診断士(登録番号420415)
長野県上田市出身 中小企業診断士チームである、壱市コンサルティングチームの代表 不動産業界にて約18年間に渡り、不動産売買仲介、ビル管理運営などの業務に従事し、経営コンサルタントとして独立開業。得意な業界は、IT業、不動産業、建設業、飲食業、サービス業全般。「中小企業診断士の認知度とブランド力向上のため、人生をかけています。」補助金採択率90%以上。事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金など約100件以上採択
壱市コンサル塾 中小企業診断士2次試験対策講座の講師 実務従事サービス 独立・副業支援 毎年、中小企業診断士試験合格者を連続輩出

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