令和5年度神奈川県ビジネスモデル転換事業費補助金

今回は、「令和5年度神奈川県ビジネスモデル転換事業費補助金」についてです。
2023年4月1日から公募開始となった、令和5年度神奈川県ビジネスモデル転換事業費補助金。
事業再構築補助金、ものづくり補助金との違いを含めてご案内していきます。

【令和5年度神奈川県ビジネスモデル転換事業費補助金】
令和5年度神奈川県ビジネスモデル転換事業費補助金のホームページのリンクは下記です。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/jf2/r5_tenkan.html#5

事業の内容

※神奈川県の事業所で事業を営んでいる方限定!
電気やガス等エネルギー価格や原材料価格の高騰等により、事業に影響を受けている中小企業者等が、脱炭素や適正な取引関係の構築などの取組を通じて、賃上げを含む新たな付加価値の創造を実現するため、県内の事業所で実施する既存事業から新事業(新たな商品の開発又は生産、新サービスの開発又は提供、商品の新たな生産方式又は販売方式の導入)への転換に要する費用の一部を補助することを目的とした補助金です。

→原材料価格の高騰等は、事業再構築補助金でも同じ要件があり、脱炭素は、ものづくり補助金のグリーン枠で類似しており、適正な取引関係の構築は、パートナーシップ構築宣言のことであり、賃上げを含む新たな付加価値の創造は、賃上げと付加価値の向上は、他補助金と類似しています。

補助制度の概要

事業区分:ビジネスモデル転換事業
補助事業の内容:新たな商品の開発又は生産、新サービスの開発又は提供、商品の新たな生産方式又は販売方式を導入する事業
取組事例:自動車部品製造業を行っていたが、福祉介護用品製造に参入するための製造設備の導入など
補助率:補助対象経費の3/4以内
補助上限額:3,000万円
※補助対象経費(税抜)100万円以上が対象。

→補助率が3/4と事業再構築補助金やものづくり補助金と比較して、補助率が大きいです。
 補助上限額に、従業員の要件が無く、一律3000万円と大きいです。

補助対象者と注意事項
神奈川県内の事業所で補助事業を実施する中小企業支援法(昭和38 年法律第147 号)第2条第1 項に規定する中小企業者、特定非営利活動法人、社団法人、財団法人。
・「令和2年度神奈川県中小企業・小規模企業再起促進事業費補助金」又は「令和3年度神奈川県中小企業・小規模企業感染症対策事業費補助金」のうち「ビジネスモデル転換事業」で補助金の交付(支払い)を受けた事業者は申請できません。
・「令和4年度神奈川県ビジネスモデル転換事業費補助金」の交付決定を受けた事業者は申請できません(ただし廃止事業者を除く)。
・一事業内容で他の補助金の交付を受ける場合、本補助金の交付対象となりません。

→過去3年間で上記神奈川県の補助金を受けた事業者は対象外であり、事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金などと、事業が重複するものは、対象外となります。

補助対象経費

➀機械装置費等 必須 補助対象経費の上限額無し
②施工工事費 必須 補助対象経費の上限額無し
➂ITサービス導入費 任意 補助対象経費の上限額30万円
➃広告宣伝費 任意 補助対象経費の上限額10万円

→他補助金と比較すると、必須項目があります。機械装置機等を導入して、施工工事をしないといけないです。また、任意となるIT導入サービス導入費と広告宣伝費は、上限額が定められております。
基本的には、設備導入と施工工事をメインとしてビジネスモデルを転換させる事業投資への補助金です。広告宣伝費の部分では、事業再構築補助金との差異があります。

〇機械装置費等で対象経費となる経費 例
○ NC 工作機械、マシニングセンタ
○ 大型転写機
○ 業務用冷凍庫・冷蔵庫
○ 真空包装機
○ キッチンカー:調理機能を有しており、調理設備が容易に分離できないものであり、かつ、外形上その目的以外に利用できない自動車
○ 宅配バイク・宅配自転車:配送用設備が容易に分離できないものであり、かつ、外見上その目的以外に利用できないバイク、自転車
○ フォークリフト等の専ら補助事業専用に使用する特殊自動車
○ 補助対象となる機械装置等に係るリース・レンタル料

幅広く経費が認められています。

〇施工工事費で対象経費となる経費 例
○ 大型機械導入に係る動線変更工事
○ テイクアウト専門店への業態変更に係る商品受渡窓口の設置工事
○ 業態変更に伴う店舗改装工事
〇 看板作成・設置工事

補助対象外の経費については、公募要領に詳細が記載されております。

公募期間
2023年4月1日~5月31日までで、申請は郵送のみでとなり、2023年5月31日(水)の消印有効となっています。
事業実施期間
交付決定日から2024年2月29日(木)まで
→事業再構築補助金やものづくり補助金との違いは、採択と交付決定が同時になることです。また、実績報告までの期間が短いので、発注から納品までのスケジュールを予め確認しておく必要があります。

令和5年度神奈川県ビジネスモデル転換事業費補助金の申請サポート

壱市コンサルティングでは、中小企業診断士のチームで令和5年度神奈川県ビジネスモデル転換事業費補助金の申請サポートを実施しております。
着手金:10万円(税抜)11万円(税込)
成功報酬:補助金額の10%(税抜)
業務範囲:申請サポートから、実績報告サポート

専門分野をもった、中小企業診断士のメンバーが揃っており、各業界に適した人材が責任をもって担当します。
実際に補助金が活用できる事業の取り組みなのか、どの申請枠で進めれば有利なのか、採択されるポイントはどこなのかなど、ご相談については無料となります。
令和5年度神奈川県ビジネスモデル転換事業費補助金なのか、事業再構築補助金、ものづくり補助金どの補助金申請がよいのかと申請をご検討の方は、是非お問い合わせいただければと思います。

山口 晋

山口 晋

山口晋(壱市コンサルティング)認定経営革新等支援機関ID:107613000510
経済産業大臣登録 中小企業診断士(登録番号420415)
長野県上田市出身 中小企業診断士チームである、壱市コンサルティングチームの代表 不動産業界にて約18年間に渡り、不動産売買仲介、ビル管理運営などの業務に従事し、経営コンサルタントとして独立開業。得意な業界は、不動産業、建設業、飲食業、サービス業全般。「中小企業診断士の認知度とブランド力向上のため、人生をかけています。」補助金採択率90%以上。事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金など約100件以上採択
壱市コンサル塾 中小企業診断士2次試験対策講座の講師 実務従事サービス 独立・副業支援 毎年、中小企業診断士試験合格者を連続輩出

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