【小売業:飲食料品小売業】に関する採択事例をご紹介します|事業再構築補助金

【小売業:飲食料品小売業】に関する採択事例をご紹介します|事業再構築補助金


今回は、「【小売業:飲食料品小売業】に関する採択事例をご紹介します|事業再構築補助金」についてになります。

事業再構築補助金の「小売業:飲食料品小売業」 に関する、採択事例をご紹介いたします。

「卸売業・小売業」の事業再構築補助金における採択割合は、14.8%となっており全体的にみても採択数の多い業種となっています。(第9回採択結果より)

卸売業と小売業は混同されてしまいがちですが、簡単にいいますと「卸売業は商品を業者に販売し、小売業は商品を消費者に直接販売する」という違いになります。

そして日本標準産業分類では、

「小売業:飲食料品小売業」をさらに以下のように分類しています。

  • 各種食料品小売業
  • 野菜・果実小売業
  • 食肉小売業
  • 鮮魚小売業
  • 酒小売業
  • 菓子・パン小売業
  • その他の飲食料品小売業

これらの分類を頭において、採択事例をご覧いただければ、事業再構築の参考にしていただきやすいのではないでしょうか。

【小売業:飲食料品小売業】の採択事例

事業計画名

事業計画の概要

老舗八百屋が挑む新業態八百屋とリブランディング

当社は100年以上にわたって食料品店を経営してきたが、コロナ禍の影響で、店の購買者数と利益が減少している。そこで新規事業では、現在のニーズに沿った近代的なビジネスプランとして、無人店舗販売を提供することで、老舗八百屋のリブランディングに取り組みます。

「ふぞろいの馬鈴薯たち」が冷凍フライドポテトに変身、地域振興の主役へ。

国産のジャガイモやユリ根を使ったコロッケなどを製造し、百貨店(本州の地方都市を含む)で販売することで売上を伸ばしていた。現在は、コロナの緊急事態による外出自粛や移動制限のため、延期や中止が相次いでおり、苦境に立たされている。そこで、通常は澱粉として利用される規格外のジャガイモを利用した冷凍プライドポテトの製造により、V字回復を図る。

海産物卸の経験を活かし、女性をターゲットとした新感覚のカニ料理店を出店

コロナの大流行で大きく落ち込んだ事業を復活させるため、既存事業の強みを生かしたカジュアルで安価な「カニ料理専門店」を立ち上げます。また、テイクアウトや通信販売などのECプラットフォームを構築するとともに、店内に水産物の販売所を開設します。このように、コロナ禍に負けない事業を形成し、雇用の創出と水産業の発展に寄与していきます。

急増する高齢者世帯向け『食パン宅配』『弁当配食』『見守り』サービスの新分野展開

既存の牛乳配達地域で急増している独居や夫婦の高齢者層のニーズに応えるため、「焼きたてパンの製造販売」「お弁当の宅配」「高齢者追跡サービス」の各領域に進出します。また、コロナの大流行による市場の変化に対応するだけでなく、地域社会に新たな活気を生み出し、自治体と連携して市民の安全・安心の確保を目指します。

ITシステムの導入と感染症に強い新たなスタイルの次世代型焼肉店を構築

新焼肉店では、ITシステムの導入や接客の工夫により、感染症に強い最先端の焼肉店の新モデルを構築し、感染症対策や地域活性化の強化につながる新しい収益の柱とする。また、原油や原材料の高騰により厳しい経営環境が予想されるコンビニエンスストア業界への依存から脱却することを目指します。

観光産業向けの食品卸販売事業から県産食材を使ったパン製造事業への挑戦

当社は、秋田県内で食肉、野菜、果物の流通を手掛けてきました。主な取引先は飲食店や旅行業のホテル・旅館でしたが、コロナの影響で需要が激減しています。そこで、家庭でおいしい食事を楽しみたい消費者をターゲットに、一流のパンや自社オリジナルパンの販売など、新たなニッチ分野に進出することにしました。

DXを取り入れた新方式の生産基盤による青果包装加工サービスの提供

卸売市場に出店している青果業者は、国内の青果物輸出の減少による収益の減少を実感しており、この現象はコロナ禍によって激しさを増している。その上、原油価格やその他の商品・サービス価格の高騰により、支出も急激に増加している。このような状況の中、当社は、売上を回復し、潜在的な収益性を獲得するために、数少ない繁盛分野の一つである青果物、特に宅配便の梱包作業を大幅に強化するための裏付けとなるプロジェクトを実施します。

薬食同源の健康サポートへ生産者らと連携、調剤薬局の「冷凍野菜」製造プラン

薬局は、コロナの大流行や利用者の減少により、収益が悪化していました。そこで、薬剤師のノウハウと、生産者・卸売業者との連携による食料品との融合により、「在来種の冷凍野菜・果物」の生産を開始し、薬や健康状態に応じた栄養やレシピの提案により、便利な生活や健康ニーズに応えています。

フルーツ感がたまらない!みんな大好きソフトクリーム・with・果物事業

COVID-19の流行によるフルーツプレゼントの減少に対抗するため、ソフトクリームとフルーツという2つの強みを融合させた新タイプのソフトクリームを投入することで、無駄を省き、収益の最大化を図る計画です。

新事業:こだわりの良質な肉を使った唐揚げを提供!無人販売やテイクアウトに特化した食品製造業に新進出

当社は、高級肉を最小限のコストで入手できるルートや、石崎幸夫シェフが味付けを指示できる立場などの強みを活かし、ポストコロナ時代の需要に対応した揚げ物店の出店に注力する。多様な販売形態を持つことで、コロナの流行に左右されずに商品を提供し続ける力を持ち、揚げ物料理の店頭販売を通じて、現在の業界の知名度を上げ、食肉流通分野の売上を上げることが期待されます。

先端的食材保存技術の活用による通販事業・ふるさと納税事業への進出

弊社は、活魚・鮮魚の売買、小売、外食サービスを中心に事業を展開していましたが、ロシア軍の侵攻による世界情勢の悪化に伴う物流費の増加や、外食店の閉鎖などの影響により、売上が減少しました。このような状況に対し、同社は、高品質を維持したまま冷凍販売できるシーフードミールを開発し、ウェブショッピング(自社サイトおよびふるさと納税サイト)の世界に進出し、窮状を打開することになりました。

地域活性化に貢献するべく日南市の食材・飲料等を販売する道の駅のような総合販売所

野菜や果物、肉、魚介類などの生鮮品と、地域の食材を使った惣菜を扱う休憩所のような総合店舗を設置することで、観光地と同じように、地域住民のプラットフォームとなることを目指しています。また、地域の生産者と飲食店をつなぐことで、地域の活性化にもつながります。

若者層(観光客・地元客)をターゲットにした、金箔と食品を通じた金沢らしさを感じる新コンセプトの店舗への改装計画。

金箔屋さくだ茶屋町店では、近隣の有名デザート店や和菓子店との提携により、金箔をあしらった料理を楽しめるイートインスペースを設置することになりました。金沢ならではの金箔を使ったメニューを充実させ、若者や外国人観光客にも満足してもらえるようなお店を目指します。また、店内にはQRコードを設置し、アレルゲンや商品の詳細、近隣の観光スポット、近隣の店舗などを英語と日本語で案内することで、お客様の利便性を高めます。

地域初!精肉店が営むバーベキュー場で観光誘客・地域活性化を図る。

当社の主力事業である食肉卸売・飲食事業は、コロナ禍の影響により、需要の減少が見られている。そこで、未利用の不動産などを再生し、従来にない「精肉店経営のバーベキュー場焼肉店事業」を展開する。また、地域資源を活用し、地域の皆様に喜ばれる飲食店づくりを目指します。

低炭素技術を活用した山梨県の地域資源の魚加工製造業への進出

コロナの大流行により、業務用食品小売店の需要は確実に減少しています。そこで、地中熱、工場排熱、調理器排熱を利用した魚処理施設を製造し、予熱を行うことでエネルギーコストを削減しました。また、取得した熱を温排水として活用し、山梨県の地域資源である淡水魚をエコな方法で美味しく処理する。これにより、二酸化炭素排出量削減の実現に貢献するとともに、既存事業との補完関係を構築し、事業の再構築を図ります。

食料品小売業は、成長枠において事業者の応募申請による指定がされた業種があります。

【食品小売業の成長枠の対象となる業種・業態】

  • 飲食料品小売業のうち、一般消費者に対して、飲食料品をECによって販売するもの

食料品のEC販売についてが成長枠の対象となっています。

事業再構築補助金では、ものづくり補助金とは違い、建物費や広告宣伝費といった補助対象経費も含まれており、機械装置を導入するだけではなく、工場の内装費、増築費、集客ための広告宣伝費、自社HPの更新など機械装置以外の経費項目も含めて、申請ができることが、事業再構築補助金を活用するメリットになります。

事業再構築補助金の申請サポート

壱市コンサルティングでは、中小企業診断士のチームで事業再構築補助金の申請サポートを実施しております。
専門分野をもった、中小企業診断士のメンバーが揃っており、各業界に適した人材が2~3名体制で責任をもって担当します。
第11回事業再構築補助金の申請サポートについても引き続き、先着10社様限定で承っております。
なかなか採択されない事業者の方の駆け込み寺的な立場になりたいという思いから、
再申請の方限定で、着手金の割引コースを設けています。
本来十分な準備期間の中で申請まで進めらることが望ましいですが、
直前1カ月前、3週間前ぐらいから始められる方も面談の上、短納期対応でお受けしております。
実際に補助金が活用できる事業の取り組みなのか、どの申請枠で進めれば有利なのか、採択されるポイントはどこなのかなど、初回は無料相談を実施しています。
事業再構築補助金の申請をご検討の方は、是非お問い合わせいただければと思います。

山口 晋

山口 晋

山口晋(壱市コンサルティング)認定経営革新等支援機関ID:107613000510
経済産業大臣登録 中小企業診断士(登録番号420415)
長野県上田市出身 中小企業診断士チームである、壱市コンサルティングチームの代表 不動産業界にて約18年間に渡り、不動産売買仲介、ビル管理運営などの業務に従事し、経営コンサルタントとして独立開業。得意な業界は、不動産業、建設業、飲食業、サービス業全般。「中小企業診断士の認知度とブランド力向上のため、人生をかけています。」補助金採択率90%以上。事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金など約100件以上採択
壱市コンサル塾 中小企業診断士2次試験対策講座の講師 実務従事サービス 独立・副業支援 毎年、中小企業診断士試験合格者を連続輩出

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