【省力化ナビ】無料・4ステップの使い方と注意点|補助金の加点にも(中小機構)

業種ごとのイラストから日々の悩みを選んでいくと、省力化・生産性向上のヒントが見つかる。中小機構が運営する無料のウェブツールが省力化ナビです。

このツールの活用は、省力化投資補助金(一般型)やデジタル化・AI導入補助金で加点の対象になっています。一方で、導入する設備が決まるツールではなく、補助金に使う場合はGビズIDの入力やPDFのダウンロードといった手順があります。

本記事では、ツールの中身、使い方の4ステップ、メリットとデメリット、補助金の加点との関係を順番に整理します。解説動画の内容に沿った個別解説です。

省力化ナビとは|ツールの中身

省力化ナビは、中小企業基盤整備機構(中小機構)が、中小企業庁など関係省庁と連携して運営するウェブサイトです。人手不足や物価高、賃上げといった課題に向けて、省力化・生産性向上の取組に一歩踏み出すための「気づき」を得てもらうことを目的としています。公式サイトでは「無料でカンタン、4ステップだけで解決策のヒントが見つかる」と案内されています。

項目 内容
運営 中小機構(中小企業基盤整備機構)
費用 公式サイトで「無料」と案内されている
選び方 業種ごとに、日々の業務で気になるイラストを選ぶ
分かること 省力化・生産性向上につながる解決策と取組方法
あわせて見られるもの 取組事例と、相談先となる支援機関

事業者のほか、商工会・商工会議所・金融機関などの地域の支援機関が、啓発や相談の場面で使うことも想定されています。

対応している業種と取組事例

業種の区分は全部で14あり、各区分に6つ、合計84の取組事例が載っています。

業種の区分 取組事例の例
飲食業・宿泊業 配膳ロボット、予約管理システム、自動チェックイン機など
小売業・理容・美容業 セルフレジ、在庫管理ツール、電子カルテ、キャッシュレスなど
製造業・建設業 動画による人材教育、勤怠管理ツール、電子契約システムなど
運輸業・警備業 点呼の自動化、配車アプリ、配置シフト管理システムなど
業種共通(バックオフィス) 勤怠・シフト管理、給与計算ツール、会計ツールでの自動仕訳など

補足

ほかに、クリーニング業、冠婚葬祭業、自動車整備業、ビルメンテナンス業などの区分があります。最新の区分と事例は公式サイトで確認してください。

📊 このセクションの要点

省力化ナビは、中小機構が運営する無料のウェブツールです。業種ごとのイラストから悩みを選び、解決策と取組方法、取組事例、相談先を確認できます。

お問い合わせはこちら

使い方|4つのステップ

ステップ やること
1 基本情報の入力 業種、所在する都道府県、従業員数などを入力する。補助金の申請を希望する場合は、GビズIDを入力する(申請しない場合は不要)
2 課題の選択 選んだ業種のイラストが表示される。日々の業務で気になる項目を選ぶ(複数選択できる)
3 解決策の選択 省力化・生産性向上につながる具体的な解決策を、イラストから選ぶ
4 取組方法の確認 選んだ解決策の取組方法、取組事例、相談先の支援機関を確認する。補助金の申請をする場合は、このページのPDFをダウンロードする

4つ目のページには、取組方法のほかに、具体的な取組事例や、無料でできる3つのステップも紹介されています。このツールは、導入するものを決めてくれるのではなく、何から始めるかのヒントを集める場所、というイメージです。

📊 このセクションの要点

基本情報を入れ、イラストから課題と解決策を選び、4つ目のページで取組方法を確認します。補助金に使うなら、GビズIDの入力とPDFのダウンロードが必要です。

お問い合わせはこちら

メリットとデメリット

メリット

メリット 内容
無料で使える 公式サイトで「無料でカンタン」と案内されている
悩みから探せる 設備やシステムの名前を知らなくても、日々の業務の悩みから探せる
業種別の取組事例 自社に近い例を見つけやすい
相談先まで分かる 取組方法とあわせて、相談できる支援機関が紹介される

デメリットと注意点

注意点 内容
導入するものは決まらない これだけで導入する設備やシステムが決まるわけではない。ヒント集めのツール
加点は採択の保証ではない 補助金の加点になっても、事業計画の中身が評価される点は変わらない
GビズIDの入力 補助金に使う場合は、申請に使うGビズIDプライムを入力する。申請のものと一致が必要とされる補助金がある
PDFのダウンロード 補助金の申請をする場合は、取組方法のページのPDFをダウンロードする。ダウンロード済みであることが条件になる補助金がある

📊 このセクションの要点

費用がかからず、悩みから探せるのが利点です。導入するものは決まらず、補助金に使う場合はGビズIDとPDFの手順を忘れないようにします。

お問い合わせはこちら

補助金の加点との関係

中小機構の発表では、省力化ナビの活用は、次の補助金の採択審査の加点要件になっています。加点や優先の扱いは補助金ごとに異なり、公募回によって変わります。申請する補助金の公募要領で確認してください。

補助金 省力化ナビの扱い
中小企業省力化投資補助金(一般型) 加点項目。公募要領では、締切までにナビを活用し、申請に使うGビズIDプライムを入力する(一致が必要)とされている
デジタル化・AI導入補助金(複数者連携デジタル化・AI導入枠を除く) 加点項目。公募要領では、「解決策」のPDFをダウンロードして確認し、GビズIDプライムを入力するとされている
観光地・観光産業における省力化投資補助事業 特定にあたっての優先要件(中小機構の発表)

加点を狙うときの4つの注意

注意点 内容
申請に使うIDで入力 ナビを使うときに、申請に使うGビズIDプライムで入力する
PDFを先に取得 取組方法のページのPDFを、申請の前にダウンロードしておく
条件は公募要領で確認 扱いや条件は補助金ごと・公募の回ごとに変わる可能性がある
加点は採択の保証ではない 事業計画の中身が評価される点は変わらない

📊 このセクションの要点

省力化投資補助金(一般型)やデジタル化・AI導入補助金で加点の対象です。申請に使うGビズIDで入力し、PDFを先にダウンロードしておきます。

お問い合わせはこちら

省力化ナビのよくある質問

Q1.省力化ナビとは何ですか。

A1.中小機構が運営する、省力化のヒントが見つかる無料のウェブツールです。業種ごとのイラストから悩みを選ぶと、解決策、取組方法、取組事例、相談先が分かります。

Q2.費用はかかりますか。

A2.公式サイトでは「無料でカンタン」と案内されています。利用登録の要否は、公式サイトに記載を確認できませんでした。実際に使うときの案内でご確認ください。

Q3.どんな業種に対応していますか。

A3.14の区分があります。飲食業、宿泊業、小売業、理容・美容業、製造業、建設業、運輸業、警備業などのほか、どの業種にも共通するバックオフィスの区分があります。

Q4.GビズIDはいつ入力しますか。

A4.最初の基本情報の入力で、補助金の申請を希望する場合に入力します。申請しない場合は入力不要です。補助金の加点に使う場合は、申請に使うGビズIDプライムで入力します。

Q5.PDFはなぜダウンロードするのですか。

A5.補助金の申請をする場合に、取組方法のページのPDFをダウンロードするためです。ダウンロード済みであることが条件になる補助金があります。扱いは公募要領で確認してください。

Q6.加点は必ずつきますか。

A6.補助金ごとに異なります。公募要領で確認してください。省力化投資補助金(一般型)やデジタル化・AI導入補助金で加点の対象ですが、加点は採択の保証ではありません。

まとめ|省力化ナビの4つのポイント

ポイント 内容
1.ツールの中身 業種ごとのイラストから悩みを選ぶと、省力化のヒントが分かる、中小機構の無料のウェブツール
2.使い方 基本情報、課題の選択、解決策の選択、取組方法の確認の4ステップ
3.メリットと注意 無料・悩みから探せる。導入するものは決まらず、加点は採択の保証ではない
4.補助金の加点 省力化投資補助金・デジタル化・AI導入補助金で加点。GビズIDの入力とPDFのダウンロードが必要。条件は公募要領で確認

まずは、自社の業種で実際に試してみてください。加点の条件は、申請する補助金の公募要領で確認します。

制度の整理のご相談

自社に合う制度の整理から、ご相談いただけます

壱市コンサルティングでは、補助金の加点になる制度について、自社の場合にどの制度が合うのかを整理するご相談を受け付けています。書類の作成や手続きなど、士業の業務にあたる部分は、提携先の士業事務所と連携して対応します。

📋 制度の整理

省力化ナビの中身と手順を踏まえて、補助金の加点のためにどの制度から取り組むかを整理します。

💼 補助金の公募要領の確認

申請を予定している補助金の加点項目と条件を確認し、いつ動くかの逆算を一緒に考えます。

迷ったら、お気軽にご相談ください

こんなお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください

  • ✅ 補助金の加点のために、どの制度から取ればよいかわからない
  • ✅ 省力化の取組を何から始めればよいか整理したい
  • ✅ 加点の条件を公募要領で確認したい
  • ✅ 手続きを任せられる士業事務所を探している

お問い合わせはこちら

友だち追加 お問い合わせ